第82回 お江戸日本橋伝承会が開催されました。(講師 相模)

◆テーマ :「現代に生かす忍術」~50代からの健康忍術修行~

◆講 師: 相模(忍術家 忍道師範/相州ノ忍 発起人)
      大内  央(合同会社こころぷろ ビジネスイベンツプロデューサー)

◆ 日 : 2020年2月5日(水曜日)

◆会 場: 小堺化学工業㈱ 

東京都中央区日本橋富沢町11-7 KCIビルディング 地下MPホール 

 https://www.kosakai.co.jp/

◆時 間: 18:30~20:30

◆概 要:
ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要となります。また、人生100年時代に高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

忍者の修行はとにかく厳しい苦行を積むというイメージがありますが、実は健康に最も気をつけて行います。なぜなら訓練で怪我や故障をしてしまっては大事な任務をこなす事が出来ないからです。江戸時代に記された甲賀忍者の文書によれば六十歳代の忍者が戦場で活躍したという事が記されています。

お江戸日本橋伝承会では、前半を忍者業界の動向、後半では人生100年時代のための心と体の健康を、忍者の修行を通して体験していただきました。 (大内)

「NINJA」というと日本の代名詞にもなるほど世界で通用する言葉になっていますが、実際の忍術を含め本当に奥の深い苦行であり、2020 海外の方に正しく発信できる知識を再確認しました。
忍者めし、手裏剣に値するマキビシ等を実際に手に触れて、実際の忍術体験では相模氏の所作等を目の前で披露していただき、呼吸法や歩き方を学びました。忍者はメッセンジャーであり、決して人を殺めたりするのが目的ではないので、手裏剣等は自分の身を瞬時に守る物なので殺傷能力は重んじない。

忍術の概略を知り、演武、WS体験なにもかも流れの中で参加者は素晴らしい体験ができ、本当の意味の忍術が今後伝承できるきっかけになった90分でした。  文責:小堺ひとみ