社長の呟き 2020年3月「聖火リレー」

はし休め
日本橋倶楽部会報3月号(第487号)
【三月号】                         
いよいよ東京2020オリンピックの聖火リレーがスタートする。3月12日、古代オリンピック遺跡・ヘラ神殿にて採火された聖火は8日間ギリシャ国内を巡った後、空路にて20日宮城県航空自衛隊松島基地へ運ばれる。東日本大震災から10年目となる東北の各地を「復興の火」として廻った後の26日、福島県楢葉町・広野町「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」から聖火リレーが始まる。全国859市区町村を121日“駆”け、1万人の走者に引き繋がれて7月24日、新国立競技場へ到着。1964年の東京オリンピック最終聖火ランナーは原爆投下の1945年8月6日、広島に生まれた「坂井義則」氏。当時19歳の青年は早大・競争部に所属、五輪代表には漏れてしまったが、2年後のアジア大会1600M“リレー”の金メダリストとなり、雪辱を果たす。フジテレビ入局後は2回オリンピック報道を手掛けたが、2013年9月ブエノスアイレスIOC総会にてアジア初の2回目同一都市開催となる東京に決まった翌年の9月、69歳の若さで人生を駆け抜けてしまった。小欄は津波から奇跡の全員避難を完遂した福島県浪江町請戸小学校の卒業生・聖火ランナーの応援に駆け付ける。