コラム「ふるさと食文化の旅」が掲載されました。

弊社の顧問でありました故成瀬宇平氏による冊子「ふるさと食文化の旅」をアーカイブ化致しましたので是非お読みください。

食育の基本的な方針の中に、伝統ある食文化の継承や「地産地消」の推進が提案されている。食育の基本的概念は子どもたちの健全な生活や健康のために提案されたのであったが、食料の生産者や消費者交流の促進、地域の活性やコミュニケーションの充実にも重要であることが提案され、少しずつ実行されている。

日本の各地域の郷土料理、伝統食品を理解することにより、昔は環境と調和した食料生産や食べ方を工夫していたことを学び、都市と農村漁村の共生・対流を考え、地域の活性化や食料自給率の向上へと結びつくと考えられる。とくに、「地産地消」の促進は、地域の特産物を認識し、地域の人々とのコミュニケーションを向上させ、地域の活性に結びつけるのに役立っている。また、自分の故郷から離れて生活している人々にとって故郷の食料や料理は、何時までも忘れないものであり、各自の味覚形成の基礎をも築いている場合が多い。

まずは、ご自分の出身地からお読みになっては如何でしょうか?