社長の呟き 2022年5月号「完全投手と佐々木姓」

はし休め

日本橋倶楽部会報5月号(第513号)

【 五月号】

「完全投手と佐々木姓」

 

完全試合とは無安打、無死四球、完投のパーフェクトゲーム。もちろん無失策で味方の得点無しでは達成できない。4月10日のオリックス戦でロッテ・佐々木朗希投手が巨人の槇原投手以来28年ぶりに日本プロ野球史上最年少の20歳5ヶ月にして令和初、16人目の完全投手として名を連ねた。13連続奪三振は日本記録、19奪三振は日本タイ記録。また総投球数105の内、ボールと判定されたのは23球で、ストライク率は何と78.1%である。直球平均球速は160.18㎞/h、元MLBのバレラ(ブルージェイズ)、ラベロ(カージナルス)や杉本のバットは悉く空を切った。またナイスリードの捕手・松川虎生の18歳5ヶ月と合わせ最年少完全試合バッテリー誕生となった。MLBの大谷翔平投手は身長193cm、体重95.3kg、佐々木は190cm、85kg、いずれは米国へ渡ってしまうのだろう。ところで史上8人目及び11人目の歴代完全試合投手に佐々木吉郎氏(大洋・故人)と佐々木宏一郎氏(近鉄・故人)がいるが、今回で佐々木姓は完全投手の創出家となった感がある。なお吉郎氏は引退後、当倶楽部近くの“くすりの街”日本橋本町にて豚肉と衣が抜群のバッテリーであるトンカツを“吉”という店名で提供していたが、残念ながら2008年に他界された。現在は夫人が経営しているが、この“吉”報を聞いたら、天国で祝杯を“揚げる”に違いない。 小堺